<偉大なキリシタン宗団が大いに苦悩したドン・アゴスチイノ(小西行長)
の投獄について(第三十八章)>

このような反乱と変動の間に、日本の新しい教会が苦しみ悩んだ既述のあらゆる喪失の中で、もっともはなはだしく司祭たち ...

<諸奉行側の内府様に対する戦闘開始の経緯、また都の伏見城破壊について(第28章)>

内府様に背反する同盟が露顕すると、日本国中の諸侯のほとんどがそれに加わっていたので、多数の諸侯はただちに軍兵を率いて大坂の政庁に集結した。 ...

<天下すなわち君主国全土にふたたび情勢の変化と混乱の生じた経緯、および、 日本の全領主たちが内府様に背反のために結んだ同盟について。また内府様 が(小西)ドン・アゴスチイノ(行長)と提携する際に表した熱意について (第26章)>

【三河物語】関ガ原の戦い(現代語訳)

「まず血祭りに岐阜の城を攻め取る。その軍勢に加わらなかった軍は(岐阜城と大垣城の間にある)合渡村へ押しかけ、合渡にいる敵を切り崩して追撃した。それより青野ヶ原へ攻め上り陣取った。敵は大 ...

このことが平戸で知られた時、偶像教徒たちは呆然とし、あらゆる信仰を凌ぐことが起こったと考えた。つまり彼ら貴人たちは、キリシタン信仰を棄てるよう強制されぬように、これほど多くの人々を率いて故郷と親戚と財産を放棄し、またその快適さを捨てて ...